小京都『飫肥』

私のふるさとでもある日南市飫肥。
ここは、九州の小京都とも言われる城下町で、
古い町並みが残っています。

私は、平日の夜や休日の朝など、
静かな飫肥がとても好きです。
城下町が山と酒谷川で囲まれている
自然豊かで静かな城下町です。
ポーツマス条約を結んだ
小村寿太郎候の出身地でもあります。
そんな飫肥にある
 飫肥地区社会協議会
主催の研修会に参加する機会を得ました。
これからの「やさしいまちづくり」について
区長さん、民生児童委員さん、福祉推進員などの方々が
参加されて一生懸命研修をされていました。
そこに参加された方々に
「飫肥に移住するとしたら、これは覚悟して!
 というのは何ですか。」
と質問をしました。
まず出たのが、
「交通の便が悪い」
とありましたが、路線バスも走っていますし、
JRの駅もありますので、
これはどうなのかなーと思います。
確かに県庁周辺と比べるとそうかもしれませんが、
交通の手段がないわけではなく、本数であるとか
利便性の問題じゃないかなと思います。
でも、暮らしの状況によっては、そう感じる人も
おられるということですね。
次に「病院が少ない」というのがでました。
しかし、これもたくさんはありませんが、
「ない」というわけではないのと、
車で20分位のところの油津という地区には
県病院もあります。
これも、その人の暮らす環境や状況によるのかなと
思います。
何と言っても最後に出たこの言葉、
これには、私も納得しました。
「これだけは覚悟してね。」
それは、
「ゆっくりとした時間」
でした。
確かにそのとおりだと思います。
でも、何だか面白いですよね。
「覚悟して!」に対して、「ゆっくりとした時間」
という答えが返ってくるところに、
飫肥の地域性がそのまま出ているように思います。
一度みなさん時間のある時に
「覚悟」して、「ゆっくりとした時間」を過ごしてみられては
いかがでしょうか。

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