安心して暮らしていける安全な地域を作っていくために、わたしたちは下の3つの要素を組み合わせて、「安全で安心なまちづくり」の活動をしています。
とくに宮崎県の「犯罪のない安全で安心なまちづくり アドバイザー派遣事業」には長年携わっており、県内各地の学校や施設で講習や講話を実施しています。
防犯の取り組み
ハートムを設立する大きなきっかけの一つが、地域の安全を守りたいという想いです。テレビや新聞で報道される悲惨な事件は後を絶ちません。わたしたち自身と、これから地域で育っていく子ども達とが安心して暮らしていける地域にするためには、「防犯に関する意識向上」がどうしても欠かせません。
ハートムでは、警察での職務経験(理事長)をふまえ、不審者への対応だけではない、地域コミュニティ力を高めることで犯罪を排除していくという側面も合わせた、独自の防犯啓発に取り組んでいます。
また、「青色パトロール」実施団体として宮崎県警察署に登録しており、定期的なパトロールだけでなく、日ごろの車両による移動中もパトロールを兼ねています。
IT濫用への対策
いまや犯罪はインターネットの普及により、「見えない場所」で「知らないうちに」発生する危険をはらんでいます。とくにパソコンや携帯電話の濫用は、子ども達を簡単に犯罪に引き込んだり巻き込んだりする恐れがあります。
ハートムの考え方は、これらの便利な仕組みや機械を排除しようとするのではなく、「使う側の意識」「使わせる側の意識」を高めることにあります。急激に便利さが増長している世の中だからこそ、「今の時代にあった」考え方と対策が必要です。ハートムでは、こういった最先端のIT技術に関するシンポジウムや勉強会などにも積極的に参加して、ITリテラシーを高める努力をしています。
防災の取り組み
地震、津波、台風といった、誰もが被害に遭う恐れのある災害。様々な媒体で見聞きしてはいるものの、実際に被害に遭うまで当事者としての意識はなかなか高まりません。「”いざというとき”は”いま”かもしれない」そんな心構えを持って日々を暮らすにはどうしたらよいのでしょうか。
ハートムは、防災士や防災コーディネーターとしての資格はもちろん、口蹄疫や東日本大震災での被災者支援活動を通して心に刻んできた教訓を生かして、「日ごろの備え」はもちろん、災害に直面したときの心構えや行動について、講習や避難訓練などの啓発活動をしています。
また、地域の親子で体験する「防災キャンプ」にも取り組んできました。いざというとき避難に適した場所を知り、日常の便利な生活から離れた「疑似避難生活」を体験する防災キャンプは、日ごろの備えについて考えながら、親子・住民同士のコミュニケーションについて再考する絶好の機会になっています。